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平成戊戌2018初春ア・ラ・カルト

§ 前回は特報でしたので今回をもって遅ればせながら年頭の御挨拶とさせていただきます。話題がいくつもありますので以下アットランダムなアラカルトとして綴ろうと思います。

§ 恒例によって戊戌ツチノエイヌ年頭狂歌腰折れ一首。〽打ち出だす槌の柄の音高きかな平ら成る日は今年去ぬとも。

§ 戊戌時局三ツ物

平静な年は往ぬとて北の春

 千年恨ハンを溜めし火の山

コクリ漕ぐ筏は潮に洗はれて

注。AD917年に起きた白頭山の大噴火は富強で聞こえた渤海国を滅亡させた。また、中世日本を脅かした北寇は当時「ムクリコクリ(蒙古・高麗?)と呼ばれて恐れられた。

§ 正月ですので、同年配の老妻に少し羽根を伸ばしてもらおうと近くの有馬温泉に出かけて来ました。拙老も病気以来初めての外泊です。何しろ40年も連れ添っていますのでいまさら相聞でもないのですが、とりあえず老いらくの春を2首――

〽長生きのさても命は有馬山猪名野に摘まん老いの若草

〽有馬山猪名の春風そよ吹きてなどて忘れん若草の妻

花小宿はなこやどという旅館に宿泊しました。由緒のある旅宿ですが、現代に合わせて設備も改良されていて、玄関先には、車椅子暮らしの客を上がりがまちまで持ち上げるリフトも整備されています。

スリーショットの写真で向かって右(拙老の左側)にいるのが老妻、右側が当宿で働く陽海はるみさんです。有馬も時節柄、インバウンド旅行者が多く、陽海さんも外国人客には苦もなく英語で応対していました。

§ 講談社から『元禄六花撰』が刊行されました 。発売日は1月17日です。外観はすでにホームページで紹介してありますので、今回は本文の一部をアナログで見ていただきたいと思います。

 

 

 

 

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