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燕の季節

今年も例年のようにツバメが帰って来ました。何しろスピードが桁違いに速いものですから飛行姿はとても写真ではお伝えできません。今回映っているのはいつも美しい鳴き声で耳を楽しませてくれますが、あまり姿を見せないイソヒヨドリです。残念ながら逆光線でよく見えませんが、実物は頭から胸と背は青藍色、腹部は赤褐色となかなか色どりが芳譜です。

ふくよかな咽喉を反らせて妙音を発して飛び去るのがふつうですが、この写真では、何か眼下の物に目を注いで いるように見えます。何でしょうか。

これまで何度となくお伝えしてきた「恐竜が丘」の現在の姿です。参考のために前回「人界鳥瞰」の条で掲げた「イグアノドンの岡」の写真を並べておきます。いかにすさまじい変貌を遂げたかは一目瞭然でしょう。地名も改めて「背無し亀」と名付けることにしました。向こうに見えているのは西宮あたりのビルです。いずれ山林は消えて無くなって同じような建物群が平坦に連なるだけの眺めになるでしょう。

イソヒヨドリは上の方から、眼下の人間愚挙を呆れ変えたように涼しげな目で眺め渡しています。  了

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