最近、桃叟の身辺に不幸がありましたので、しばらくブログの更新が遅れました。すみません。今回から復帰します。
『囀りに』歌仙の初ウ2には全部で三つの投句がありました。次の通りです(到着順)。
①比翼連理や宵の川風 湖愚
②恋狂いして名は閻魔帳 綺翁
③身は末枯うらがれて二枚の切符 三山
うーん。①②はたしかに恋句は恋句ですが、どうも「秋」の風情に乏しい。③は秋の末も末で、もうほとんど冬ですね。「うら枯れ」はなるほど晩秋の季語ですが、恋句らしくもう少しシットリしたいものです。
俳論に私情をまじえてはいけませんが、3句ともどうも選者の意に染まないので――投句者の皆さん、ゴメンナサイ――、ここは一つ国連調停式に、蔭の執筆しゅひつ(作品に参加せず、連衆の句を書きとめる役)を引っ張りだして流れをつなごうと思います。
茹で栗剥きし指の細さよ 執筆 「囀りに」句順表 参照
さあこれで次は初ウ3です。「恋」の長句です。季はまだ「秋」の有効射程(許容範囲)内いありますが、次に「雑」がしばらく続きますから、できれば多少「恋離れ」の気味合いのものが望ましいです。連衆諸氏のうちの色魔的傾向の皆さん、修行時ですぞ。
うーん。お見事ですね。唸ってしまいました。
小生は、「執筆」とは桃叟翁ご本人であると勝手に受け止めます。
毎回ブログの更新を楽しみにしていますが、
ここひと月ほどはコメントできないでいました。
この間の先生のご発信は、他者への励ましでもあるような気がします。
不如意を、おのが怠惰の言い訳にしてはならない、と。
「崩し将棋」、近日中に拝読いたします。いずれオロカな感想、コメントなりとも。
「初ウ3」にも投句するつもりでいますが、しばらく愚考しますので少し猶予を。
「参加意義組」で楽しんでいますが、今回のはちょっとレベルが高すぎます。