このたび兵庫県文化賞を頂きました。2021年11月9日に授賞式がありました。その模様をお伝えします。
今までずっと江戸っ子をもって自任していたのに、なぜか突然兵庫県人にされて多少複雑な気持で、なんだか『一本刀土俵入り』の境地ですが、そろそろ年貢の納め時だろうと素直に頂きます。有難いことに、ともかくこれで最晩年の定点ができたわけですから、今後どのくらいの天寿を与えられるか知りませんが、できる限りのことをしてゆこうと思っています。以下は、亡妻芳子との冥約であり、自分自身との盟約です。
⑴ 来年の9月25日を目途に、芳子を追悼する歌集『うつつの津の国』を刊行するつもりです。しっかりした詩歌出版社を版元にお願いしようと思います。
⑵ 来年2月頃、作品集『明治伏魔殿』を某社から出版します。全5篇で「崩し将棋」「明治天皇の馭者」「銅版画家」「巷説銀座煉瓦街」「粟田口の女」のラインナップです。近代日本初頭の創世記的な闇を描いています。
⑶ これはもう少し先の話、というよりもし幸いに天寵もうしばらくの老寿を藉かしてくれるならばの話ですが、ゆくゆくは雑誌『文雲』に結集させたい文学運動を始めたいと思っています。まだ夢の夢です。
こういう具合に、これからまあ90歳ぐらいまではどうにか保たせようと考えています。ムシがいいですかねえ。誠惶頓首
大変遅くなりましたが、兵庫県文化賞の受賞おめでとうございます。関西に暮らす者として碩学の大家が近くいらっしゃることに高揚感を覚えます。来年刊行される作品もタイトルを見るだけでも興味が尽きず、待ち遠しく思っております。引き続きのご活躍を一ファンとして楽しみしております。
コロナ禍の収束には未だ暫く時間がかかるようですし、寒さもこれから本格的になろうかと思われます。どうか御身体ご自愛くださいませ。