人に勧められてわがラインに通話機能を取り付けました。ビデオ機能もあります。一両人と試験的に通話してみて、自分が今抱えている問題点に気付きました。久しぶりに自分自身の顔に対面してひどくゲンナリし、「こりゃとても人前に晒せる御面相ではない」と痛感したのはもとよりですが、それ以上に重大な事柄があったのです。――この数年間、あまり人と会う機会がなくなっているせいで、発声機構、ひらたくいえば「声」を出す筋肉がどんどん退化していたのです。
こっちの言葉がだいぶ聞き取りにくいと見えて、日頃接触するヘルパーさん・トレーナーさんの多くはあまり熱心に聞いてくれません。聞こえたふりで片付けられているというのが大半です。いけないことですが、こちらもつい面倒になってしまいます。悪循環です。
そんなわけで、ラインの通話機能は、しばらく自分自身を相手に話しかけ、会話をこころみるのに活用しようと思っています。言葉とは何よりも声なのです。これからは「声」の復権をめざして邁進します。
偶吟四首
ガクアジサイの盛りに
芦屋でも隅田の川の夕花火見る人なくてここに幾とせ
夜な夜なの夢は乗り物経めぐらん三千世界の一宇一宙
ニャーたちや御飯ですよと声がした猫もあるじも健在の日々
オークスG12023優勝
馬ながらわれ勝れりと得意顔高くいななく晴れの鼻面
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近江女 | 2023.06.02 21:52
これだけ素敵な句をつくられるのだから、歌うように句を詠んでみては駄目なのですか?
私の夢は、10年後に句会で捌きができることなのですが、単なる妄想で、一度も句会に行ったことすらありません。
探してみて、学ぶ場の乏しさに悲しむばかりです。
ちなみに、先程、意を決して、建築学会への入会をしたのですが、正会員の紹介が必須だそうで、断念しました。。
先生のこのページは、私にとって、良き学びの場です。今後とも楽しみにしています。