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著作一覧

江戸の風格 - 2009/4

¥ 1,620 / 日本経済新聞出版社

東京の町には特異点のような場所があり、日常の皮膜の陰に不思議な空洞が口を開いている。歴史地理の痕跡は現在の地形に埋もれているだけだ―文芸の珠玉を渉猟し、史実と幻想の辺境を巡る旅。


忠臣蔵―赤穂事件・史実の肉声 - 2007/11

¥ 1,243 / ちくま学芸文庫

元禄の末、江戸城内の刃傷!浅野内匠頭は切腹、お家は断絶。大石内蔵助以下、浪士の討入りは称揚され、芝居になり、やがて国民伝説にまでなった。

しかし実際の彼らはけっして一枚岩ではなかった。内部対立がある。相互不信がある。脱落者の相次ぐ中、さらなる逡巡、古武士の意地、引くに引けぬ心情…。47人はどのような日々を経て討ち入りに至ったのか。当日、吉良邸で繰り広げられた壮絶な戦闘とは。

幕府が動揺するなかで、死を前にした浪士が遺した言葉とは。厖大な史料の叢に分け入って、事件の真相と、生きて血の通った元禄武士の人間ドラマを掘り起こした、傑作歴史書。


巨人伝説 - 2010/2/23

¥ 1,256 / 講談社

若くして隠遁生活を送るのちの大老・井伊直弼。出世への野心を秘めた国学者・長野主膳。二人の男の間を巧みに泳いだ魔性の女・村山たか。満たされぬ者たちが出会い、奇妙な関係を形作るとき、あふれ出る情念が、歴史を突き動かす―。著者渾身の歴史小説。


鳥羽伏見の戦い - 2010/1

¥ 929 / 中公新書

「歴史にイフはない」なんて誰が言ったのか―幕府の命運を決した慶応四年(一八六八)一月三日から六日にかけての四日間の戦いは、さまざまな偶然に満ちている。なぜ幕府歩兵隊の銃は装弾していなかったか、吹きつける北風は幕府軍にどう影響したのか、そして慶喜の判断はなぜ揺れ動いたのか―。誰もがその名を知っているけれど、詳しくは知らないこの戦いをドキュメンタリータッチでたどる。


大江戸曲者列伝―幕末の巻― - 2012/7/1

¥ 778 / 新潮新書

ペリーに抱きついたマジメ学者、アメリカ女性にもてた少年通訳、先祖の悪名が気になる大名、殺しを愛した勤王家、机上作戦では必勝の指揮官、銃弾に散った旗本、クリカラモンモンの歩兵差図役……など三十八人。歴史変動は万人が避けられぬ巨大災害だ。切羽詰まった現場のナリフリ構わぬ姿にこそ人の器が出る。いかに土壇場を切り抜けたか、あるいは切り抜け損なったか。目が離せない幕末ドタバタ人物誌。


幕末バトル・ロワイヤル―井伊直弼の首ー - 2012/07/01

¥ 778 / 新潮文庫

黒船到来という外患が内憂に転じ、動乱期が始まった――。激動期には、誰が政治権力を握るかが決定的な重要を帯びる。本書で扱う安政期のキーパーソンは、部屋住みの庶子から幕府権力の絶頂、大老にまで駆け上がった井伊掃部頭直弼だ。条約勅許、将軍継嗣問題、地震、インフレ、コレラなど難問が山積する中、京都朝廷の意向を無視して調印を強行し、反対派を弾圧することで自ら墓穴を掘ることになる……。


慶喜のカリスマ - 2013/4/23

¥ 2,700 / 講談社

歴史上「多くの人びとの期待を一身に集めて登場したのに、その期待を完全に裏切った」人が何人かいます。後世からみると「あんな人物に当時の人はいったいなぜ、希望を託したのだろう」と不思議に思うのですが、たしかにそのとき、彼にはカリスマがあったし、時代は彼を舞台に上げたのです。その機微を明確に描き出すことに成功したものが、すぐれた評伝なのでしょう。
さて、近代日本でこの種の人物を探すとすれば、その筆頭に挙げられるのは徳川慶喜でありましょう(ついでにいうと、もうひとりは近衛文麿)。しかし、司馬遼太郎の『最後の将軍』を読んでもどうにもこの人のことはよくわからない。
慶喜がこれまで歴史の専門書からも歴史小説からも正当な扱いをされてこなかったことの蔭には、ふたつの決定論史観が作用しています。ひとつは王政復古史観、もうひとつはコミンテルン・ドグマ。どちらも歴史を行方の定まっている一方交通の方向量のように考えて、慶喜をもっぱら否定されるもの、乗り越えられるべきもの、敗北ときまったものと扱ってきて、この人物に本来ふさわしい出番を与えてきませんでした。慶喜に「封建反動」のレッテルを貼り付けて戯画風に単純化する点では、ヴェクトルは正反対でも両学説は奇妙に一致するのです。
本書は幕末について書きつづけてきた野口氏が満を持して放つ「慶喜と幕末」です。幕末の数年における彼の眩い輝きと没落、明治以降の沈黙をとおして「ありえたかもしれないもうひとつの日本」が浮かび上がります。


幕末バトル・ロワイヤル - 2007/3

¥ 778 / 新潮新書

徳川幕府の生き残りを懸けたイチかバチかの天保改革が、幕末の幕を切って落とした――。改革失敗、経済混乱、飢饉に火事に異国船、未曾有の事件が頻発する中、虚々実々の駆け引きに翻弄される幕府首脳の姿は、青雲の大志と権力欲が渾然一体となった政治の現実を教えてくれる。尊王攘夷・倒幕開国のうねりが押し寄せる直前、黒船来航までを、さまざまな名珍場面でたどる、既成史観ではわからない幕末政界権力争奪史。


天誅と新選組―幕末バトル・ロワイヤル - 2009/01/19

¥ 774 / 新潮新書

※尊王派と佐幕派の対立は、ついに流血の惨を招くに至った――。殺される側は身分も立場も理由もいろいろだが、「文久」の三年間、政治都市京都を中心に《天誅》の名による殺戮が荒れ狂う。過激派浪士と新選組が死力を振って斬り合う剣戟ロマン。それは《銃砲》の時代を迎える直前、道場剣術から実戦に復活した《刀》の最後の花道だった。幕府はテロの恐怖にじわじわと消耗してゆく。急転直下のバトル・ロワイヤル。


大江戸曲者列伝―太平の巻― - 2006/02/20

¥ 778 /

※ペリーに抱きついたマジメ学者、アメリカ女性にもてた少年通訳、先祖の悪名が気になる大名、殺しを愛した勤王家、机上作戦では必勝の指揮官、銃弾に散った旗本、クリカラモンモンの歩兵差図役……など三十八人。歴史変動は万人が避けられぬ巨大災害だ。切羽詰まった現場のナリフリ構わぬ姿にこそ人の器が出る。いかに土壇場を切り抜けたか、あるいは切り抜け損なったか。目が離せない幕末ドタバタ人物誌。


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